必要なスキルや免許は?
どの担当を請け負うかで専門知識や語学力の範囲は変わってきますが、多くは外国為替や貿易に関する法律、申告に必要な書類の作成能力が必要とされます。また、海外との取引にかかせない語学力は日常レベルで必要とされます。未経験の場合、専門知識レベルと英語レベルのバランスで採用が決まることが多いようです。
専門知識に関しては、資格の取得を目指している、もしくは取得している状況で基本的な知識は必要です。年に1度秋実施される「通関士(貿易に関する法律知識、税関への申告に必要な書類作成に関する知識など)」や年に3回行われるC級の「貿易実務検定(幅広い知識の中で貿易実務についての能力をC〜Aで位置づけする)」などを取得すれば未経験といえどもかなり有利になります。また、会社によっては貿易知識よりも語学力を重視することもあり、その際はTOEIC600以上程度が求められることがあります。
最近では企業からのニーズも多く、未経験枠での募集も少なくはありません。アシスタントからスタートして経験を積み、資格を取得し、専門スタッフとなるキャリアアッププランを描きやすい仕事でもあります。一概に資格がないと、語学力がないといけないというわけではないところに、会社選びの難しさがあります。そんなときは何でも相談できる人材会社のスタッフサービスを利用すると良いでしょう。